高野・京大阪道
参考地図 (フレーム順:北〜南) |
学文路駅−西光寺刈萱堂−大師の硯水− |
−河根丹生/カネニウ神社−河根中−丹生川沿−高野下駅== |
==極楽橋駅−不動坂・旧道〜清不動〜 |
〜花折坂〜不動坂女人堂−金剛峯寺・BS |
地理院地図・電子国土Web Scale 100m |
参考情報 |
<京大坂道・きょうおおさかみち>
WikipediaExt. 高野七口と呼ばれる七つある主たる高野参詣道の内の一つで、京都や大阪からの高野街道が 紀の川を渡り、橋本市学文路から高野町・極楽橋を通り、高野山の入り口となる不動坂口に 至る参詣道である。特に、京大坂道不動坂と言った場合は、京大坂道における「不動坂」と 呼ばれる一部区間のみを指す。 国の史跡「高野参詣道」の構成資産の一部として「京大坂道不動坂」が指定され、ユネスコの 世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の構成の一部として「京大坂道不動坂」が追加登録された。 (高野街道) 街道が、大阪・河内長野までに合流し、高野街道として集約される。それぞれの 高野街道が1つに集約する河内長野では、女人高野といわれる金剛寺、空海作の如意輪観音像 が奉安される観心寺があり、高野山信仰・参詣の拠点となったことがうかがえる。 河内長野より紀見峠を超え、和歌山・橋本市で紀の川を渡り清水へ、学文路から高野町極楽橋 を通り、高野山内への入り口となる不動坂口に至る。 京大坂道は、かつて最も多くの参詣者 で賑わった高野参詣道といわれる。「紀伊国名所図会」の「登山七路」の項で、「京大坂より 紀伊見峠を超えてくるものと、大和路より待乳峠を越えて来るものと、清水村二軒茶屋にて合 ひ、学文路を経てこの道より登詣するもの、十に八九なり」と表現されている事から江戸時代 後期における京大坂道の利用は、高野参詣者の8 - 9割に及ぶことがわかる。 参詣道は、紀ノ川を渡り、学文路から山中へ向かうが、道中は、学文路、河根、神谷といった 宿場町があり、江戸時代には参詣者の増加とともに大いに賑わった。 (京大阪道不動坂)京大坂道の極楽橋から不動坂口に至る区間は「不動坂」と呼ばれ、京大坂道 における一区画を指し、約 2.7km と比較的短い距離だが、高低差 310mの急坂で京大坂道最後 の難所であった。 京大坂道不動坂は、1915年(大正15年)の高野山開創1100年を期に大改修が 行われ、旧来の不動坂の急峻な坂道を迂回する新道が作られた。 新不動坂が主要参詣道となって以来、旧不動坂は使用されず、また開発されることも無く放置 されたため、「紀伊国名所図会」で描かれた、かつての不動坂が、ほぼそのままの状態で保存 されることとなった。 2011年(平成23年)から、永らく使用されず山に埋もれていた旧不動坂が、古道整備事業により 調査が行われ、朽ち果てた桟橋の掛け替や往時の不動坂中の難所とされた「いろは坂」や、 罪人を突き落としたと伝わる「万丈転かし」の現場も、見事に復元整備されている。京大坂道 不動坂の終着地点である不動坂口に、唯一現存する女人堂がある。 <女人堂> 京大坂道の到着地点の不動坂口に、唯一、現存する女人堂があり、正式には一心院谷女人堂と 呼ばれていた。かつて高野山が女人禁制の時代に、女性は高野山内へは入れず、高野七口と よばれる高野山への入り口7つそれぞれに、女性の為の籠もり堂として女人堂が置かれ、宿泊 に利用したり、堂内の大日如来に祈願したり、弘法大師御廟や壇上伽藍を遥拝したとされる。 かつて高野山霊場の聖域と俗世界とを区切る結界線が張られ、その内側に女人の立ち入りを 制限するなどの禁制が敷かれた。女人禁制は絶対とされ、かつて空海の母でさえも結界の中に 立ち入ることが許されなかったと伝わる。 1872年(明治5年)明治政府から太政官布告第98号「神社仏閣女人結界ノ場所ヲ廃シ登山参詣 随意トス」が発布され近代化政策を進める政府によって女人禁制が解かれた。しかし、仏教界から 強い反発があり、高野山でも公式に完全に女人禁制が解かれたのは1906年(明治39年)であった。 <三角点情報> 国土地理院 *弁天岳 984.2 三等三角点、点名(弁天岳) 34°13' 13 ″ N 135°34′21″E 以上 |
<調査歩行 23/10/15>
難読な駅名・カムロエキ |
苅萱堂(西光寺) |
女人堂まで九拾町の標 |
硯水 /rollover 湧水 |
河根丹生神社 |
二里標 /rollover 千石橋 (この先から作水越え、元小学校まで約2時間) |
仇討ち墓所 /rollover むすびの地蔵堂 (作水越え: 約3.8Km、標高差443m) |
元白藤小学校 /rollover |
極楽橋 (不動坂を登り女人堂に至る、2.5Km) |
高野山駅までのケーブルカー /rollover 極楽橋駅改札口 |
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