遍照寺山 |
参考地図 (フレーム順:北〜南西) |
−大覚寺−嵯峨天皇陵下−後宇多天皇陵〜薙刀峠〜遍照寺山 P167〜広沢池− |
駅−常寂光寺−二尊院−清涼寺−大覚寺− −広沢池−遍照寺−嵯峨嵐山駅 |
地理院地図・電子国土Web Scale 100m |
参考情報 |
<常寂光寺・じょうじゃっこうじ>
Wikipedia Ext. 右京区嵯峨小倉山小倉町にある日蓮宗の寺院。山号は小倉山。本尊は十界大曼荼羅。旧本山は、 大本山本圀寺(六条門流)。百人一首で詠まれる小倉山の中腹の斜面にあって境内からは嵯峨野 を一望でき、境内の庭園には200余本のカエデが植えられており、秋は全山紅葉に包まれる。 平安時代に藤原定家の小倉山荘「時雨亭」があったと伝わる地である。安土桃山時代末の文禄 5年(1596年)に小笠原秀政の母で日野輝資の養女である延壽院が開基となり、日蓮宗大本山本 圀寺第16世日禎が隠棲の地として当山を開いた。その常寂光土のような風情から常寂光寺の寺号 が付けられたとされる。 歌人でもある日禎に小倉山の麓の土地を寄進したのは角倉了以とその 従兄弟の角倉栄可。境内は第2世日韶の時代に小早川秀秋らの助力を得て、整備が行われた。 <清凉寺・せいりょうじ> 右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町にある浄土宗の寺院。山号は五台山。本尊は釈迦如来(生身の釈迦)。 開基は「然、開山はその弟子の盛算である。嵯峨釈迦堂(さがしゃかどう)の名でも知られる。 宗派は初め華厳宗として開山し、その後天台宗、真言宗を兼ねた。室町時代より融通念仏宗の 道場として発展した。幕末まで愛宕山白雲寺(現・愛宕神社)の山下別当寺であった歴史をもつ。 この地には、もともと嵯峨天皇の皇子で、「源氏物語」の主人公光源氏のモデルとされる左大臣 源融(822年-895年)の別荘栖霞観(せいかかん)があった。源融の一周忌に当たる寛平8年(896年) 融が生前に造立発願して果たせなかった阿弥陀三尊像を子息が造り、これを安置した阿弥陀堂を 棲霞寺と号した。その後天慶8年(945年)に重明親王妃が新堂を建て、等身大の釈迦像を安置した。 <大覚寺・だいかくじ> 右京区嵯峨大沢町にある真言宗大覚寺派の大本山の寺院。山号は嵯峨山。本尊は不動明王を 中心とする五大明王。開山は恒寂入道親王である。嵯峨天皇の離宮を寺に改めた皇室ゆかりの 寺院である。また、後宇多法皇がここで院政を行うなど、日本の政治史に深い関わりをもつ寺院 である。また、嵯峨天皇を流祖と仰ぐ華道嵯峨御流の総司所(家元)である。 時代劇の撮影所が多い太秦の近くということもあり、寺の境内(大沢池や明智門など)は(特に 時代劇の)映画やテレビなどの撮影によく使われている。 大沢池は唐の洞庭湖を模して嵯峨 天皇が築造したものといわれ、平安時代前期の名残をとどめる日本最古の人工の庭池とされて いる。池の北方約100メートルにある「名古曽滝跡」と共に1923年(大正12年)に国の文化財として 国の名勝に指定された。毎年中秋の名月頃に、大沢池に舟を浮かべて「観月の夕べ」が催される。 <広沢池・ひろさわのいけ> 右京区嵯峨広沢町にある周囲1.3kmほどの池である。別名遍照寺池(へんしょうじのいけ)。 1969年(昭和44年)より歴史的風土特別保存地区の指定を受け、2010年(平成22年)には農水省の ため池百選に選定された。また日本三沢の一つにも数えられる。 かつては灌漑用として三十町歩 の田圃を潤していたが、近年は鯉の養殖など養魚池として活用されている。西岸に池へ突き出る ような形の小さな人工島「観音島」があり、橋が架けられている。島の内部には石像の千手観音 が祭られ、先端には弁天堂もある。 平安時代中期の989年、寛朝僧正が朝原山の麓に遍照寺を建立する際、本堂の南に庭池として 造営したと伝えられ、これが別名の由来となっている。往時は観音堂、月見堂、釣殿、潜龍亭があ り、月見の景勝地として、大宮人のみならず多くの人に親しまれてきた。 池は遍照寺の衰退と共 に廃れ、寛永期には中島(通称観音島)も消失したが、明治時代中頃に地元の有志らが往時を偲 んで島を築造した。 古来から観月の池として知られ、数々の歌・俳句に詠まれている。 「やどしもつ月の光の大沢は いかにいつとも広沢の池(西行法師)」 「あれにける宿とて月はかわらねど 昔の影はなほぞこひしき(薩摩守平忠度)」 「名月や池をめぐりて夜もすがら(松尾芭蕉)」 「都人見ぬ海山の面影も 月に浮べる広沢の池(賀茂真淵)」 「水涸れて池のひずみや後の月(与謝蕪村)」 「夜もすがら見る月影に浮草の 隈だにもなき広沢の池(本居宣長)」 以上 |
<調査歩行 23/11/14>
六道辻地蔵尊 |
大覚寺 |
嵯峨天皇陵参道 |
直指庵/じきしあん |
珍しい自販機 (野菜は個々に施錠されてる) |
後宇多天皇陵 /rollover |
峠道 |
薙刀峠 |
”蓮華峯寺陵飛び地” 立て札のみ、P231付近から峠へ退却 |
遍照寺山 P167 |
展望所 (眼下に広沢池) |
広沢池(別名遍照寺池)と遍照寺山 |
広沢池西端の稚児神社 /rollover 西端には人工の観音島 |
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