<太市村 おおいちむら> WikipediaExt.
かつて兵庫県に存在していた村で、1954年に姫路市などと合併し消滅した。現在の太市
小学校区に相当する、姫路市中西部に位置していた。 姫路市相野、石倉、太市中、西脇
に相当する大津茂川中流域の比較的ひらけた盆地部に位置し、旧村域を南北に流れる川沿
いに北は姫路市伊勢地区、南は太子町龍田地区に接する。また、東西を兵庫県道5号姫路
上郡線・JR姫新線が貫いており、槻坂を介して西はたつの市、東は姫路市飾西地区と連絡
している。タケノコの産地として知られている。
<太市駅 リュニューアル>
SUN-TV HP Ext.
2022年3月26日。姫路市のJR姫新線太市駅が再整備を終えリニューアルオープンしました。
リニューアルした太市駅では、ある取り組みが日本で初めて行われるとあって、オープン
初日は生憎の雨にも関わらず傘を手に多くの人が集まりました。
築90年が過ぎ老朽化した太市駅の再建計画は、当初、券売機と改札だけを設置して無人駅
のまま再建される予定でした。ところが完成したのは2階建ての立派な駅舎。
一見普通の駅舎のようですが、太市駅の表記と一緒に「カンリクグループ」と地元の民間
企業の名前が書かれています。ここに「日本初」の秘密が隠されていました。
実は、太市駅の駅舎はこの券売機と改札の部分のわずかなスペースのみで、ロータリーは
姫路市が整備し、建物は地元の運送会社「関西陸運」の新社屋です。この形こそが日本初
となる新駅・太市駅です。
太市駅は通勤・通学の手段として地域住民から長年親しまれてきましたが、無人駅で夜は
暗いことなどから隣の駅を利用するケースも多く、1日の乗車人数は59人とごくわずか。
人口減少や少子高齢化の影響でJRをはじめ姫路市も太市駅周辺の地域活力が低下して
いるという課題を抱えていました。
この問題に取り組もうと、2021年3月JR西日本と姫路市、太市地区連合自治会、民間企業
の4者が、賑わいづくりに向けた連携協定を締結しました。こうして民間企業の社屋と一体
となった太市駅が完成した。姫路駅から岡山県の新見駅を走る姫新線の景色が望める建物
2階が関西陸運のオフィス。1階は関西陸運が運営管理を行うレンタル会議室やレストラン
が開設されました。交流の場ができたことで地域の人が集まり、会話や笑い声が生まれにぎ
わいを取り戻しました。
当初は予定になかったトイレも関西陸運の敷地に整備され、駅利用者へ開放されています。
また地域の特産物や土産物を取り扱い、地域の内外に太市の魅力をPRします。レンタサイ
クルもあるので週末の行楽を呼び掛けるなど観光誘致にも力を入れています。
以上
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