雨で登りや御池岳

2004/9/4                                        岡ア 正晴

 

 先日以来の二度の台風、秋雨前線と良い天気とは言えず、八ケ岳を晩秋に延期し折角
だからと今日七人が集合、七時過ぎ曇りの大阪を出発した。 名神高速で一路彦根インタ
ーまで行き、君ケ畑から306号へ、くねくね登り坂から9時間15分鞍掛トンネル東口広場に
到着、登山準備をしていざ出発。天気も薄日がさして気温も上がり暑くなってきた。
 国道を20分下りコグルミ谷登山口から入山、すぐに伏せ流れした石灰岩むき出しの道、
非常に歩きずらい。ほとんど石の山、この山も或セメント会社の碑が立っている。 下りに
コースを採ると大変な道、穴ボコもあるし、まして雨でも降ると道ではなく沢だ。


 そんな所を登り10時40分ついに長命水に着く、一息入れる。私もこの暑さにガブリと飲ん
だ。ここの水は一口飲んで十歳長生き、二口飲んで二つ若くなると言われているが、その
語源は定かではない。その先もまだまだ急坂、サワグルミの大木とカタクリの林の中を上る。
11時5分藤原岳への分岐、県境尾根のカタクリ峠に出る、もう九合目に来てる感じだ。林の
中を歩行のため無風に近い。汗のみがしたりおちる、皆いい男・いい女に見える。

   

 道も幾度か沢を渡り、真ノ谷出合の分岐を左に取る。 最後の登り道へ、九合目を12時
00分に通過、12時8分ついに先頭が御池岳(1247m)頂上の丸山に着く。カレンフェルトの
岩の突き出しに腰を下ろし早速昼食、正面には紫色のトリカブトの花の群生、天気も薄日
と曇りの繰り返しが急に早くなってきた。 下からガスも出て来てる、ボタンブチの展望を
諦めて我々も最後の出発をする。が 下山中マークを見落とし戻るも勇気と再び頂上に引
き返す。この頃から雨が大粒になり、真ノ谷出合へと下る、左に折れて”日本庭園”へ、雨
が激しくなり出合ったパーティーもお互いに大変だ、ガンバレの声をかわす。

   


 雨のため道がほとんど見えず川になり大変だったが”日本庭園”に辿り着く。天気であれ
ば美しいか、白い花など雨の中に咲いてる。何かゆっくり時が動いてるみたいと私情に耽っ
てる間もカミナリ君も頑張ってる、ピカ一ゴロゴロ思わず首がすくむ。

平の口から右に折れ鈴北岳の上り道へと進む。2時45分雨とカミナリの中、鈴北岳(1182m)
に着く。前に鈴北岳、高室山、鍋尻山、霊仙山と見える、振り返えれば登ってきた御池岳も
見える。雨も小降りになってあがってきた、山も緑り、霞もかかり低い雲との間に太陽の光、
何と表現して良いか、幻想の中かも・・。
頂上とも別れて下りになる、道もぬかるんで滑る、しっかり足元を見てゆっくり下る。 途中
に遠くの靄の中にニョキニョキと鉄塔の先端が宇宙船のマストみたいに、まるでアニメの世
界みたいだと、ワイワイと下山。3時30分最後の休憩地の鉄塔下に着く。 少し休み、5分も
下ると鞍掛峠へ出る、木の間から吾がマイカーが見える、あと少しと喜んだものの僅か10分
の下山中にヒーィル(蛭)に、これが後々風呂に入ってまでも悩ませられる。


14時全員下山、濡れた体を銭湯に付けて労わり、後は二台の車で一路大阪へ快調に走る。
 皆様お疲れ様でした、楽しい一日をありがとう!

* 雨の中 道も川だよ どこ歩く
*ヒーィル君 どうして僕に かみつくの
*トリカブト 持って帰れと 妻の顔
*丸山の 木立の影に 鹿の顔
*靄の中 悲しく泣く 鹿の声

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