網引湿原
参考地図 (フレーム順:西〜東) |
駅ー原橋ー自転車道ー糠塚古墳ー住吉神社ー −自転車道ー網引橋−駅 |
ー住吉神社⇔湿原ゲート⇔奥池⇔湿原1⇔湿原2⇔湿原入口−自転車道− |
<調査歩行 25/8/17>
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網引駅 /rollover |
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原橋を渡る (行く手に糠塚山 150m) |
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住吉神社 /rollover |
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湿原入口 |
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湿原と奥池 /rollover |
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飛立ちそうな サギソウ (木道越にチラホラ) |
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新池とバイオトイレ (湿原入口の近く) |
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糠塚古墳・加西の石舞台 (背後は糠塚山) |
参考情報
<加西市 かさいし> WikipediaExt. & 市のHP抜粋 播磨平野のほぼ中央に位置し、北部には山林も目立ち、南端部の低山にも山林が目立つ。 1967年(昭和42年)市制施行。「花、ゆめ、根日女(ねひめ)」をキャッチコピーとしており 畑作地帯や田園地帯が目立つ。更に加西市の南東端部には乳牛育成牧場もある。また大型 の植物園である兵庫県立フラワーセンターも有する他、気球の飛ぶ町でも有名。 *ねひめ:播磨国風土記を広く知ってもらい、「ふるさと加西」に対する愛着や誇りを育んで もらう為、風土記に記されている根日女伝承を素材にしたマンガ本が作成された。 地理的には鎌倉山、笠松山、 善防山の山岳、青野ヶ原台地、鶉野台地などがある。 鶉野(うずらの)飛行場は、かつて第二次世界大戦中、川西航空機姫路製作所組立工場の専 用飛行場として建設された。当時、紫電、紫電改が製造されており、夫々486機、44機が 組み立てられた。姫路海軍航空隊や筑波海軍航空隊分遣隊が駐留し訓練基地および特別 攻撃隊の出撃拠点となった。 遺構:滑走路跡地はほぼそのまま現存、但し滑走路は全体の2/5位の位置に道路が走り、 周辺には工場、送電線、民家などがあり、現状は固定翼機の離着陸は困難である。 展示館:日本に現存する唯一の「紫電改」が愛媛県南宇和郡愛南町に展示されている。 <網引湿原 あびきしつげん> 加西市HP抜粋 加西市網引町にある滲水湿原で、3箇所の湿原で構成され、合計面積は2,700平方メートル。 平成26年6月に加西市で初めての「加西市野生生物保護地区」に指定された保護すべき貴重 な植物・生き物たちがいる湿原です。 湿原は谷地形に堆積した土砂によって形成され、湧水によって涵養されている。湿原周辺は、 野生動物保護区に指定され、湿原の環境が守られている。 湿原の植物群落は、イヌノハナヒゲ群集、ヌマガヤ群落の2群落に大きく分かれ、サギソウや ムラサキミミカキグサ等の希少植物が確認されている。また、湿原代表昆虫であるヒメヒカゲ、 ハッチョウトンボ、ヒメタイコウチが揃って生息する。「兵庫県レッドデータブック2011」におい て都道府県的価値のあるBランクとして指定される。 このように、網引湿原は県内において希少な植物が保全されている湿原であり、その周辺環境 も含めた中に多様な生態系が保護されている。このような環境が残された地域は学術上貴重で あり、それを維持させていく取組みが官民で積極的に行われている重要な地域である。集水域 を含む網引湿原周辺一帯を天然記念物に指定(令和2年3月13日)し保護を図るものである。 **神戸新聞NEXT抜粋 県版レッドデータブックBランク指定「加西市南部のため池群」の一部。典型的な瀬戸内海沿岸 域の生態系を有する湿原とされる。 昆虫類では県版レッドデータブックAランク(絶滅の危機にひんしている種)のヒメタイコウチ、 Bランク(絶滅の危険が増大している種)で日本最小のハッチョウトンボが生息。過去に確認され たAランクのチョウ「ヒメヒカゲ」を合わせ、「湿地の昆虫三種」がそろった湿原として知られる。 植物では7〜8月ごろに咲くBランクのサギソウ、Cランク(存続基盤が脆弱な種)のトキソウや ノハナショウブ、カキランなどの希少種も数多く自生する。 ハッチョウトンボやサギソウなどの希少動植物が生息、多様な生態系があり兵庫県内でも有数 の広さを誇る加西市南東部の「あびき湿原」。地域住民らの保全活動のかいあって、動植物の 生育範囲が徐々に広がっている。専門家の助言を得て散策道を開き、湿地帯に木道を設ける 等の整備も進み、自然環境への理解を深める体験型観光「エコツーリズム」を楽しめる場所と して注目を浴びている。 以上 |