2月のある日 成田発ニューヨーク乗り換えアルゼンチンの首都ブエノスアイレスへ。
私のフライトNo1の約24時間。 日本の反対側の遠い国。 でも訪れて良かった。
奥行き53キロ、幅5キロ、高さの平均60m今なお成長し続ける世界でも貴重なペリト・
モレノ氷河。 突然、静寂を破り落雷の如き轟音と共に氷河が崩れ落ち、辺りにその音が
こだまします。 氷河の崩落の瞬間を見逃さないように息を凝らして待つひとときは胸の
ときめきすら覚えます。
もうひとつの楽しみは、グレイ氷河から崩れ落ちた無数の氷塊を湛えたグレイ湖、岸に
流れ着いた氷を紙コップ(ムードがない!)へウイスキーを注ぎ乾杯。 何万年という時を
刻んだ「オンザロック」このうえない贅沢者。 自分へのご褒美。
氷塊に太陽があたると一面、輝くばかりに美しいブルーの濃淡の世界。 人間が創る事
のできない自然の「オブジェ」。
別名「風の大地」と呼ばれるほど強い風が吹き荒れるパタゴニア。 しかし春と夏には穏
やかな日もある。 私たちはラッキーなことにその穏やかな日に遭遇できたようだ。
でも本来、言われているようなパタゴニア名物の「風」に少しは吹かれてみたいような気も
した。
「パタゴニア」その言葉の響きに魅せられて地球の裏側まで行ってしまったが、氷河の
魅力の虜になってしまったようで・・・。 レッツゴー南極といきたいものだ。
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