”サントリー山”

 
     ”サントリー山”は誰かが付けた名称で、天王山の西に位置する小高いピーク296mを指す。小倉神社〜
    宝積寺を結ぶ天王山の表ルートの途中から少し外れ、”サントリー・ロード”とも云うらしい。北から縦走する
    とサントリー山崎蒸留所に降り、逆ルートは工場奥の椎尾神社の脇から登ることもできる。

     この日は島本町と長岡京市境にあるクリンソウ群生地を訪ね、サントリー・ロードを辿り山崎駅まで歩いた。
    高槻市のバスは平日の9時代に川久保までの便がある。ポンポン山や釈迦岳への起点で、川久保渓谷や
    尾根など変化があるが一部で工事中の由、2018年の21号台風被害が未だ完全には復旧してない様子だ。
    群生地の大沢峠までは歩く予定で、数年ぶりに府道を大沢集落へと向う。分岐から緩い上りになるがここも
    被害の痕が残っている。

     お目当ての小さなクリンソウ群生地、こもれびの中に沢山の花、周りに苗みたいな個体もあり広がっている
    ようだ。平日でハイカーも少なく画像に納める。  この場所は四差路になっていて、北西方面は釈迦岳から
    ポンポン山へ、南東の柳谷観音へと辿る。 ゴルフ場脇の径を抜け、お寺の駐車場へと届き昼食とする。

     午後は浄土谷集落へ向い、田圃の畦を踏み急坂を上ると天王山への径につながる。程なく小倉神社の
    分岐に至り、ベンチで一休みする。 その少し先に十方山の分岐、続いて”サントリー山”への分岐がある。
    倒木を整理した広場にベンチが並び、丸太に”山名”が印してある。  麓のサントリー山崎蒸留所とを結ぶ
    山径なので同好の志が命名したのだろう。 更に南下すると雑木林や竹薮に入り、周囲が見えない。送電
    線鉄塔を過ぎ、薄暗い竹林を抜けて工場の奥に届いた。標もなく前回とは違ったルートを降りたが、工場に
    漂う甘い香りを嗅ぎながら正門に着く。 緊急事態発令で試飲もできる工場見学はお休み、”サントリー山”
    に行った者にはビール券が渡ると嬉しいのだが、、。   (N.Sakita)


 
川久保BS(60分)大沢集落(60)大沢峠(60)柳谷観音P(65)”サントリー山”(60)山崎蒸留所(10)JR山崎駅 at 2021/5/10

 

 

台風被害の爪痕(府道79号脇)/ rollover 崖崩れ(大沢集落奥)

クリンソウ群落/ rollover 大沢峠

小倉神社への分岐/ rollover 天王山と”サントリー山”への分岐

”サントリー山”の標 296m (地理院の地図)/ rollover ”サントリー・ロード”

工場の奥にある椎尾神社/ rollover

サントリー山崎蒸留所

 

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