大台ヶ原山系:白髭岳

2006/5/3                                                         中村康之

 五月の連休に近畿百名山に座する奈良県川上村にある白髭岳(1,378m)山行きを実行しました。
大阪(淀屋橋)に7:30に集合し、奈良に向かったのだが渋滞に巻き込まれ登山口の中奥配水地
に到着したのは11:00であった。
 通常、白髭岳登山は東谷ルートと取るのが大半を占めるがやせ尾根等が懸念される為、北の
中奥コースを取った。

 今回は天候に恵まれ例年に比べると暑い日であった。また、この日は我々以外の登山は誰一人
会わず静かな山行であり穴場の登山コースであった。

 (コース図の番号と照らし合わせて併せてご覧になってください)

コース : 中奥配水地駐車場→林道終点→高尾(1,193m)→1,286mピーク→白髭岳(1,378m)《往復》
歩行数 : 15,000歩
距離  : 約10km

タイム : 11:10→17:30(6時間20分)

 

位置図
コース図

 

@ 中奥配水地(標高620m)

A 林道終点

 中奥配水池の奥に車を止め、11:10の出発となった。アスファルトで舗装された林道は始点ではかなりの
勾配で我々を迎えてくれた。
道が進むにつれて穏やかな勾配になり360度ユータウーン状に大きく曲がる坂路を過ぎると舗装もされず凹凸
の砂利道が続いた。11:45に林道終点に到着し一息ついた。

 

 

B 林道終点先の杉林の急斜面 C 高尾(1193m)

 林道終点のコンクリート擁壁の脇を通り山中に進む。雑木林を10分程歩き、急勾配が続く杉林の坂道を一歩
ずつ登って行く。
立ち休憩で息を整えながら第1ピークの高尾に到着したのは12:40であり、久々の急坂登りの体感であった。
心地よい谷風を感じながら小一時間の昼食休憩を取り疲れを癒した。

 

 

C 高尾(1193m)にて D 1,286mピーク直前の登り坂

 13:20に高尾を出発し尾根伝いに登っていくが見印となるテーピング等もだんだん見当らず獣道ほどの細い
登山道が続いた。
尾根を縦走する形で進路を取り、第2ピーク(1286m)に向かうが明らかに勾配が45°以上もある急々斜面に
は何本もの倒木が進行を遮るように横たわっていた。僅かな隙間をくぐるようにしてよじ登る感じで到着した。

 

 

E 1,286mピークにて北東方面を望む

第2ピーク(1286m)の倒木の間より北東に薊岳(あざみ)、国見山、千石山が眺望できる。

 

 

F 1,286mピーク付近にて白髭岳を望む G 山頂直前の尾根道

第2ピークと通過すると正面に一際切り立つ白髭岳頂上が見えてきた。幾分歩きやすい左回りの穏やかな尾根筋
が山頂へ続く。

 

 

H 最後の登り I 白髭岳(1,378m)山頂にて

 頂上直下の登り坂は短距離であるが身体に応える最後の急坂道であった。
高尾(1193m)出発より約50分の14:10に白髭岳山頂に立つことが出来た。約30分ほど頂上からの近畿の
屋根である大峰山系の眺望を堪能し、14:40に出発し復路下山となった。
 山頂から2時間50分の下りであったが17:30無事駐車場にたどり着いた。登山口駐車場よりR169、
南阪奈道路、近畿自動車道、阪神高速道路を乗り継ぎ大阪(淀屋橋)到着は20:00であった。

 

J 白髭岳(1,378m)山頂より北方を望む

 

 

K 白髭岳(1,378m)山頂より大峰山系を望む

 

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