「ベニツチカメムシ」 の超能力 !!
市房山に登るとき出遭った謎の虫の驚くべき生態
宮崎・熊本県境の市房山に登山した折に出遭った虫の名は「ベニツチカメムシ」と言うことが判りました。
このアート風な色模様はいやでも目に留まり、戦国時代の陣羽織にも採用できそうだ。この模様が何世代
も引き続がれている仕組みは一体何なのか、DNAで片付くのか、生命の不思議さにも感嘆できます。更に
西米良村出身のS氏、宮崎大学K教授のご支援とネットワークで下記のような生態を教えて頂きました。
何ともすごい能力を持った昆虫なのです。
生態: @この「ムシ」は「ボロボロノキ」(固有樹種名)の実を餌にしており、この実がないと生きていけない。
A実は年に一回しか稔らないので、このムシにとっては生きていくのが大変らしい。
Bこの実は2センチくらいあり、比較的大きくて重い(ムシにとって)ため、実を持って空中を飛翔する
ことが出来ない。
Cそこで、どうするか?地上に落ちた実を引きずりながら運びます。 運ぶのは自分の為でもあるが、
主に育児のためである。
D地上には、ムシからいえば「山あり谷あり」の難関が待ち受けているわけで、このムシのナビゲーショ
ン行動が注目されている。
E何を頼りに昼夜に亘って移動できるのか、それは太陽の光、星のきらめき等、光ではないかと言われ
ている。
アリやミツバチと同様に子供を育む、けなげーな虫がいたのですね、九州以南に生息しているらしい。(与作)
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