大雪山の東側、帯広から旭川行きバスで70km程、幌加停留所から2kmほど原生林を入った秘湯で、周りに人家は 無く、住所も「幌加番外地」です。 この絵は、女将と番頭さんだけの自炊の宿「鹿の湯旅館」の玄関で描きました。 泊まり客はニペソツ山や石狩岳への登山が主だが、湯がいいので遠くから日帰りで来る常連さんも多い。私は釧路で 仕入れた魚介類を持ち込んで自炊の湯治生活を楽しんでいる。 音更川沿いには旧国鉄時代の鉄橋や枕木だけの 線路が今も所々残っており、春には山菜採りのいいハイキングコースになる。 早朝、雪の露天風呂に入っていると 鹿の群が近くに来て、じっとこちらを見ています。 (’07年2月記) |