わかさこまがたけ |
若狭駒ケ岳 |
2008/6/15 崎田信義(記)
箕面市〜国道171号線〜国道1号線〜161湖西道路〜国道477〜国道367〜県道23・朽木麻生 | |
若狭駒ケ岳 780m (駒ケ岳南尾根744m、 池原山606m) | |
足谷口→木地山バス停→焼尾東谷→県境尾根→山頂→駒ケ岳南尾根分岐→池原山→足谷口 | |
木地山バス停11:00出発(20分)分岐(25)炭焼き窯跡(40)県境尾根・昼食35分(15)駒ケ越 (10)山頂(25)ろくろ橋分岐(10)池(30)駒ケ岳南尾根分岐(20)池原山(35)足谷口15:25着 |
国内には駒ケ岳と名が付く山は沢山あるが、滋賀・福井県境の若狭駒ケ岳は雑誌などでも 広く紹介されるようになった。特に2007年5町1村の合併を機に、古道や道標、情報等がネット ワーク化され、”高島トレイル”の存在感が高まった。その12座の一つが若狭駒ケ岳だ。 秋の団体登山の下見を兼ね、県境尾根に上がり山頂をピストン、南側の池原山から下山する コースで初めて高島トレイルを歩いた。 (絵はケータイで撮ったので粗い画像です) |
<朽木・クツキ> 大阪から日帰りのアクセスは車しかなく、Uさんと一緒に鯖街道を北上し、道の駅朽木新本陣 に立寄り、朽木麻生の奥へと進んだ。 車の交差も難しい細い路に入りゆっくり進むと、下山地 に予定した池原山への標が目に入った。 路肩に駐車して、その先の木地山バス停まで歩く。 側には集会所もあり、干し物を終えたオバサンに山の入り口を教えてもらった。反対側にある 橋を渡り、鹿よけネットの柵を開いて、再度鍵をして進む。すぐ先の細い木橋を渡ると杉の林に なるが、道標には「ろくろ橋−駒ケ岳」とあるので、部落の手前にあるコンクリート橋の脇を下っ てもよかったようだ。 くつきの森など新緑の折には賑わうが、さらに奥にある麻生地区は人も少なく静かな佇まい の中で息づいている。木にモリアオガエルの泡状の卵がぶらさがり、異様な光景に遭った。 車留めの近くで遇ったオジサンと二人目のオバサンにポイントが確認できた事は幸いだった。 |
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モリアオガエルの卵 |
バス停 |
<谷みち> 枝打ちも施された見事な杉林が続き、焼尾東谷に沿って登ると西谷との分岐標が現れる。 倒木や桂の大木が随所に見れる。苔むす岩肌や丸木橋を何度も渡り、やがて炭焼き窯跡 に出遭う。 徐々に径が細くなって急登になる。ジグザグ径をやり過ごし、県境尾根に到達した。バス停 から90分ほど経ち、谷風が心地よい丸木の上で昼食にした。三グループが側を通過、休日と もなると入山者も増える様子だ、一人が10月以降の紅葉がベストだと教えてくれた。 |
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丸木橋 |
炭焼き窯跡 |
<ブナ林> 腹も満足して山頂を目指す。広々した尾根の両脇はブナが林立、こんなに広い径は初め てだねと話ながら進む。やがて駒ケ越に達し、ほどなく北側の森林公園への道標に出合う。 秋にはここから福井県側の河内へ降りる予定だ。 山頂では10人ほどが三角点と指標をカメラに収めている、北方の日本海を望むが湿度が 高いせいか見れない。小さな岩に立って山頂の感触を確かめる。 帰路は元のルートに戻り、昼食を摂った場所を過ごし、東の駒ケ岳南ピーク744を目指す。 大きなブナ林は続き、やがてトレイルコースの側にある池(沼)に達する。 ここにもモリアオ ガエルの卵がたくさんあり、こんな場所で生存する小動物を見て環境の偉大さが分かる。 |
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トレイルのブナ林 |
駒ケ越 |
若狭駒ケ岳山頂 |
森林公園への分岐 |
池(沼) |
駒ケ岳南尾根 ピーク744 |
<林道> ピーク744からトレイルコースを離れて池原山を目指す。 足谷口方向が記されているので そのまま進む。やがて造成した林道が踏み跡を削り取り、辿れなくなる。ブルトーザのわだち が残る路を進んでも良いのか、駐車した所まで続いてるかも分からない。 疑問を抱きながら 地図を見るが林道の表示はなく、二三回尾根の地形や方角を確認しながらブルの道を歩む。 やや小高いピークが目に留まり小径に分け入ることにする。踏み跡も少しあるので、その まま進みピークと思われる場所で休みをとる。木に下がった池原山の板を見つけ、漸く位置 確認が出来た。 ブナの林道とは違い造成林道は人の臭いも足取りも消してしまう。山勘が当り予定ルート を一気に400m位下ると、車を留めた池原山・駒ケ岳登山口の標へ着いた。 ブナの紅葉を期して再び歩く予定で、福井側河内川のアクセスも検分した。森林公園はダ ム工事で閉鎖中との看板、誰もいなくなった集落の址には人が植えた花が咲いていた。 |
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池原山(三角点あり) |
足谷口 |
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